柊の会での学びの共有…
昨日の柊の会には、いづみさんとくみこさんからたくさんの学びをいただきました。私のとっていたメモを知りたい!と何人か方がおっしゃっていたので、ここに書きますが、間違いがあったら…悪しからず!ここ、理解が違うんじゃない?は、ぜひ教えて下さいね。
まずは、後ろの子にも聞こえる大きな声で語る。子どもたちが楽に聞けるように語り手の配慮が必要。大声でがなるのでなく、お腹の底から声を出すイメージを持つ。家でのイメージトレーニングも大切(小さい部屋?図書館?教室?子どもは何人?年齢は?など)。家だけでなく、文庫の子どもたちにもどんどん語って、読み聞かせしてくださいね♪
①声をひそめていう。時には口だけの動きも…聞こえない…どうすればいい?⇒実は、このセリフが大切だったりします。そのセリフの前の「声をひそめていいました」ここを大切にかたれば、子どもはきっと小さいだろうなと思い、全身を傾ける。
②マスクのあり、なし…とうぜんマスクがない方が、表情も見えるし声もとぶ⇒学校や図書館の方針にしたがうことは、現状仕方がない。子どもたちも、マスクになれてきているが、マスク上の顔の上の方や目をつかって、後ろの子にとくに届ける意識で、やるっきゃない!
③どう語る?どう歌う?と頭でかんがえるのではなく⇒台本の絵の設定を考えて、自分のイメージを膨らませる。山の中なら、明るさは?時間は?風は?登場人物はどんな気持ちで歩いているの?
④穏やかな顔で語るのと笑顔で語るのは違います。自分のことはわからないので、アドバイスをうけたら、他の人のお話をたくさんきいて、人のふり見てわがふりを!たくさんお話をきくこともうまくなる秘訣!
⑤こわいろについて、お話の柄によっても違うが、聞き手にとって、余分な色はいらないものです。絵本の読み聞かせでも、絵に沿うように読み聞かせが大切なのでは?
⑥お話の距離感⇒例えば、「お月さまを助けたじさま」の話で、井戸の底の水にうつったお月さまと空にあるお月さまの距離は、どちらが遠いの? 「舌切り雀」の竹やぶで機織りするおちょんの機織りの音は、どこから聞こえてくるの?進行によってどうなるの?
⑦「赤鬼エティン」⇒兄がかわいそうで、弟めぐまれている?いえいえ、弟は、兄の仇をうちに旅に出た!母の呪いってどうよ? いえいえ、親は本来シビアであるえき!小さなパンに母の呪い?これは、兄が選択したものです。妖精の老婆がでてきたのも、弟の選択で母の祝福です。⇒イギリスの昔話は、シリアスでうまくできているので、誠実にまっすぐ伝えたい。預言者のひつじかいが、実は身分制度では、もっとも身分の低い者。意味深いですね!お話を寝かせてかたることも大切。
⑧セリフだけで成立するお話は、語るのが難しいが、二人の性格を出して、地の部分を丁寧にかたっては、お話の面白さが伝わらない。会話を楽しんで語る。
⑨しずかなお話、にぎやかなお話、出だしからの語り方違うよね!お話の中に自分をおく。
⑩子どものしらない言葉は、知らなくても子どもは話についてくる。小3くらいで、なんにでも興味を持つ年齢では、「ふくべ」「ひょうたん」と続けることも。その場その場で考えて!
最後に、昔話の三回のくりかえし。一度目は、子どもは興味を持ってきく。二度目は、子どもは驚かない(もう知っている)。三度目は、違うことが起こることを、子どもたちは予期している。子どもたちの気持ちの動きを頭の隅におけば、語り方は違ってくる。自分が楽しみながら、お話を語りましょう!
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